ミルク考
いつでもどこでも牛乳が飲める国は豊かな国だそうです。
物流がしっかりしてて、冷蔵設備が整っていないとミルクというのは自由に飲めません。
ミルクは『旅』ができない食品なのです。
さて、生石に来て初めてミルクを搾って飲んだ時、想像したよりもクセがなく、かなり飲みやすくてちょっとした驚きでした。
以前別のところで働いていた時のヤギのミルクはヤギ独特のクセがありました。
その他のところのミルクやヨーグルト、チーズを口にする機会もありましたが、働いていた所以上にクセが強いものが多かったです。
やぎミルクが広まらない理由の一つにヤギ独特のクセがあると思います。
牛乳と比べてしまうと独特のケモノ臭のようなものがあります。
それがやぎミルクの個性ではあるのですけど、ダメな人は一定数いらっしゃいます。
なので、ウチのお土産にはやぎミルクを持っていかず、ヨーグルトにしています。
ウチのミルクはなぜあんまりクセがないのか?
理由を推測するに、やはりエサと水かなぁと思ってます。
ヨモギをメインに柔らかい草が多いのがウチの牧草地の特徴だと思います。
夏までのミルクはほんのりヨモギの匂いがします。
水は山水です。生石山は名前の通り岩が多い山で、山から下りてきている水はもしかしたらミネラルとかが多いのかもしれません。
やぎミルクはその機能性を売りにすることが多いのですが、(詳しくは検索してください)実際のところ、身体に良いことを訴求するのも大事だとは思いますが、そのままだけでなく、アレンジも含めて、飲んで美味しい、『あ、飲める!』というものを考えていきたいと思ってます。
個人的な感想ですが、やぎミルクは牛乳に比べてお腹に軽い感じがしてます。
お腹にドスンとくる感じが牛乳に比べると緩やかな気がします。
僕はやぎ乳も牛乳も大好きです。