イメージと実際
『山羊チーズは臭い』
『山羊チーズはちょっと…』
という方はかなりいらっしゃるとわかってます。
山羊チーズを一番初めに食べたのは牛のチーズを始めた頃で、クロタンでした。
その独特の薫りと食感の違いを面白く思いました。
海外の山羊チーズはAOCを取得したりしている良いものが輸入されています。そしてその殆どは無殺菌乳を使っているので匂いが際立ちます。
自分で作るまでは山羊とはクセがあるものだし、それが正しいものだとなんとなく思っていました。
さて、作り始めると独特のクセがほとんどありません。
去年はフレッシュチーズだけだったのですが、あまりクセを感じない食べやすいものができました。
『クセはどこにいった?』
今まで食べてきたイメージとの違いにかなりなやみました。
『これでいいのか?』
『山羊の個性がないと言われ、敬遠されるのでは?』
と、色々もやもやと考えました。
ウチのチーズの結論
確かに山羊チーズを食べ慣れてる方はあの独特のクセが好きなので、もの足りないかもしれません。
しかし、苦手な方や食べたことのない方には取っつきやすいと思います。
あえてヨーロッパのものを目指すことはしません。
ウチのミルクの味を活かしたチーズを作っていこうと思います。
チーズの種類なんかの話はまた次の機会にします。
因みにクセが全く無いわけではなく、かなり少ない感じです。